Top >> 特集 >> 「地域活性化」って何だろう?

「地域活性化」って何だろう?(浅草・石岡取材より)

 

「町は生き物だ」よく聞くフレーズです。
一昔前には人の流れが絶えず、賑わっていた駅前商店街やアーケード街が 急激に寂れ、カラスの数の方が多くなっているとか、静かだったひとつ隣 の駅が、隣接した大型宅地開発で乗降客が増え、みるみる商店が集まり繁 華街化したり。

街や地域が寂れる理由はひとつ。人が集まらなくなること。
ではなぜ人が集まらないのか?

それは街に魅力が無くなったから。
では街の魅力って何だろう?

アクセスの良さ。何でも揃うショッピングの利便性。娯楽性。あとは街全体が醸し出す雰囲気。
人が集まる街には必ずこういった要素があります。

サンバカーニバル
   

例えば浅草。
特に昭和30年代の六区は、映画館や演芸場がひしめき合い、人が歩きにくいほどだったと聞きます。でもその後テレビの普及で映画や演芸に足が遠のき、閑散としてしまいました。近年は観光名所としての集客はありますが、繁華街としての地位は見る影もありません。
そこで、賑わう浅草を知る最後の世代がとった手段が「サンバカーニバル」。
歴史の街としての顔をかなぐり捨てることで、新たな集客を図ること。
「かつては東京で一番の繁華街だった町です。生きている間にもう一度、人でごったがえす浅草を見たかった。冒険ではあったけど、やはり定着させるには苦労もありました」と笑う年配の実行委員さん。

MITO-TVがそこで感じたのは、人を集めるために何をするか、ではなく、そのことで浅草の商店ひとつひとつに笑顔が戻ること。
いつもは店の奥にいる先代のおじいちゃん、おばあちゃんまでが店頭に出て、楽しそうに接客している様子が、一番印象的でした。

石岡のお祭り
   

地方都市は、再開発に使える土地基盤もまだ残され、集客ポイントがダイナミックに変化します。かといって既存の商店は容易に移動できるものではありません。
「地域活性化」と再開発は必ずしも同じ意味ではなく、まずひとつひとつの商店が元気を取り戻すこと。前向きに商売する気力を持つこと。
インターネットや通販など、新しい販売チャネルもあります。
MITO-TVができることは、登録店舗が今の場所で、集客や売上げアップのために何ができるかを地道に提案していくこと。
地味だし、大変でしょうけど、行政やディベロッパーとは違う視点で。
そのことを再認識した浅草・石岡取材でした。(MITO-TV水戸地区担当)

 

 

◆特集リポート過去ログ◆