この辺りは、愛宕山からのキレイな湧き水が流れ込む、田園地帯。豊かな自然が多く残っている場所です。一年のほとんどを幼虫ですごすホタルにとって、キレイな水と、エサになるカワニナ・タニシなどがいること、棲み処を荒らされないことが理想的な環境です。駒場では年々減少していくホタルを守るために、地元の有志の方々が集まり、斉藤会長を筆頭にして、環境の保全が行われてきました。湧き水を引いて棚田を作り、カワニナを養殖したり、周囲のゴミ拾いをしたりといった活動をしています。除草作業も行うそうですが、薬などを使うわけにはいかないので手作業で、尚且つあまりキレイに取りすぎてもいけないので加減したりしなければいけません。一年を通して大変な作業量となります。それを会の方々は各自仕事を持ちながらもその合い間に行っているのです。
岩間のホタルを守るという強い志に、行政も積極的に協力してくれているそうです。場所もインターネット上で公開していて、県のホームページなどを見た方が訪れて来るのですが、ホタルよりも見物の数の方が多くなってしまったりとか、中にはマナーの悪い方もいてゴミを放置していったり、ホタルを持ち帰ってしまったりなど、苦労も絶えません。しかし、多くのホタル生息地が保護の為に出来るだけ場所を公開しない中で、岩間が場所の公開に踏み切ったのは、ひとえに「ホタルを見た時の感動を多くの人に味わってもらいたい」「子供達が大喜びする姿を見たい」という思いからなのです。そんな思いをバネに、駒場ホタルの会のみなさんは今日も環境整備に力を注いでいます。
≪ホタルを見る時の注意点≫
- ゴミは必ず持ち帰ってください。
- ホタルは強い光を嫌います。車は指定の場所に止め、歩いて見ましょう。
- 池や棚田など付近に魚などを放流しないでください。
- ホタルやカワニナなどを持ち帰らないでください。
- 田や生育地など、道路以外の場所にむやみに足を踏み入れないでください。
- 危ないですから、小さなお子様だけで遊ばないでください。
本来、ホタルの時期は初夏であるのに、特集記事をあえて時期をずらしてUPしました。取材自体はすでに、5月、6月、7月と行っていたのですが、内容の影響を考えて9月UPの運びとなりました。
今、幼虫たちは来年の初夏に向けてがんばって育っています。会のみなさんが通年、環境保全に努めているように、私たちも来年のホタルの季節に向けて、出来る事をしていきたいと思っています。(隊長)